2013年11月2日土曜日

どうなるJASRAC。そしてその先の話。

JASRACの公取審決取り消し 東京高裁「参入妨害」


これはなにげに大きな話、だったりね。 

「なぜ独占契約になるの?」

簡単に言うとテレビやラジオ局は、 個別に楽曲の使用された数を調査しないで、自分たちの収入に比例して、 たぶんこれくらいは音楽で稼いだ分、と一括でjasracにお金を渡しているのです。 

しかしこのやりかただと、jsarac以外の会社と契約している楽曲を使うことが局からすると、余計に手間も費用もかかる訳で、 音楽を使う側からしたら、めんどくさいから、 多数派のjasracだけでいいや、となってしまうわけ。 

そうなると、必然的に独占契約的になってしまうのです。

「徴収はいいけど、分配は?」

そして「個別楽曲を調査しない」のだと徴収の方はまあいいとしても、 分配の方はどうしてるの?という疑問がでてくる。 

この辺いろいろグレーで、Jasrac よりきちんと著作者に分配されてないことを指摘している人も多い。

 個人的には手作業の時代ならいざ知らず、 TVもラジオも一発で余裕で楽曲のデータ化が出来る時代に (shazamとCDDBで自動化しちゃおうか、みたいな。なんならうちが作りますよ。(笑))

 この方法は時代遅れと既得権益的な部分と思う訳です。 

ちなみに僕もjasrac会員だけど、不勉強にしてこの分配の部分はよくしらなかったり。

「でも仮にJASRAC独占が崩れるとどうなる?」

 ただし、この件、一つ付け加えると、自由化されると 当然そこに競争が生まれる訳で、 そうなってくると、著作権使用料の買いたたき、値下げ合戦というのが発生するはず。

 著作者にとっての幸せがJasracの解体のその先にあるのかは正直わからない。

 著作権者達は絶対そこまで見た方がいい。 

Jasrac憎し、だけではダメじゃないかな、

という視点も重要ですね。



ちなみにこの本は勉強になるので、音楽家、音楽ビジネス志望者は全員読んどいた方がいいかも。


学ぶ、奏でる、つながるmuty

こんなサービス始めました。

 全く新しい音楽レッスンサービスmuty
 

独自開発のアプリケーションを組み合わせ、オンラインでの音楽レッスンを可能にすることにより、今まで時間がなく、機会がなかった、方々に音楽へのとっかかりになってもらう、音楽への裾野を広げるためのサービスです。

いままで数ヶ月クローズド展開していたのですが、ひたすら実際にレッスンを重ね、システムや、オペレーション面でのブラッシュアップとのウハウ蓄積を行い、このたび公開となりました。 

マンツーマンでのオンライン音楽レッスン、まだまだ我々は先行者ですが、5年後には必ず主流になると思ってます。

 音楽の裾野を広げることに貢献できるサービスと思っています。

 よかったらイイネしてくださいね。
http://www.facebook.com/mutymusic
https://twitter.com/muty_v

「muty」(ミューティー)サーヒ゛ス開始の お知らせ

2013年6月30日日曜日

道具はクリエイティブをかえるもの

チェンバロから、ピアノになったときに音楽が変わったように。

シーケンサが、MIDIを取り扱う物からオーディオ統合DAWになって、サンプリングからオーディオエディティングの手法の革命が起きた。

ボカロとかはもうわざわざいうまでもなく、って感じだし。

いつの時代も道具はクリエイティブをかえる。
その意味では、今の音楽シーケンサCubaseやLogicはちょっとつまんないんですよね。
出来上がりすぎてて。(といいつつ僕はcubaseユーザーだけど!)

Ableton Liveがちょっと面白いくらいで。

------------------------------------

さて、話変わって、道具がクリエイティブをかえる
というのはソフトウェアでも同じことで。

最近面白いなーと思ったのは
Microsoft研究所のプログラミングツールTouch Develop
https://www.touchdevelop.com/

タッチでプログラムを作るという大前提が有るため、
徹底的に、いろんなところが削ぎ落とされていて、気持ちいいです。

子供向け学習ツールでもあるので、初心者の方も
ぜひ遊んでみてください。

個人的にMetro UI以降のマイクロソフトってかなりイイと思うのですよね。

またマイクロソフトの時代くるかもしれないなーと思ってます。

2013年6月16日日曜日

音楽療法って知っていますか?

音楽療法って知っていますか? についてLifehacker[日本版]に記事を書かせてだきました。

知的障害者のための音楽レッスンを見学させていただきました。

音楽療法の先生のご好意で知的障害者のための音楽セッションを見学させてもらう。
 
知的障害者と言っても程度は様々で、言葉をもつ人や持たない人 多動性で、じっとしていられない人、内側にこもって感情表現の少ない人 いろんなパターンが有あるのです。

レッスン内容は打楽器、ベルなどをつかった合奏や、歌合唱など。

最初はうろうろしていて、じっとできない人や他者へのコミュニケーションがうまくとれない人たちが、 レッスンが始まると表情が一様に変わる。

 音楽を通じて、集中力が増したり、コミュニケーションのきっかけとなる というのは、結局健常者も変わらないのだな、とも思う。

 しかし、言葉の理解や自分自信の主張に難がある人であっても、曲に関しては 好き嫌いがはっきり有る。 

また、完全5度での解決が基本的に好きで、終止形にならずに終わったりするといやがるのだとか。

音楽心理学的分野としても興味深い部分だ。 


音楽療法についてもっと知りたい方はこちら。↓

2013年5月30日木曜日

楽器を二回叩くと何が生まれる?


「ジャーン」とピアノを一回叩くと、音が生まれる。
じゃあ「ジャーン、ジャーン」と2回叩くと、何が生まれる?
そう、音楽が生まれるのです。

一度鳴るだけなら、’音の固まり’に過ぎなかったものが、
二回鳴らされると、音と音との間隔にリズムが生まれ、テンポが生じます。
そして「音楽」が生まれてくるのです。

(でここから先はちょっとマニアックな話)
プログラミングと「音」はひじょーに相性がいい。

本屋に行って、波形処理関係の教科書を見れば
時間軸で**khzでサンプリングして、**bitで録音。
フーリエ変換して、フィルタつくって、
イコライザの出来上がり、なんて書いてある。

(イコライザ作ってみたい人はこういう本を参考に  よくわかる信号処理 - フーリエ解析からウェーブレット変換まで

ただその反面「音楽を扱う」、事に関する
資料って圧倒的に少ないと思う訳です。
とりわけITと音楽に興味が有る学生などへの資料という意味でも。

コンピューターのプログラミングは基本的にリニアな物で、
命令をとにかくはやくこなそうはやくこなそう、とするものなので
きっかり1秒後に次の音を鳴らす、という処理をする場合
最初の音をならす→一秒休む→次の音を鳴らす
という複雑な処理になる。

この場合の1秒って目覚まし時計機能なら、0.94秒でも1.06秒でもいいかもしれないけど、
音楽だと0.0X秒単位のズレが致命的になって、これを実現するための
ノウハウ、ここでは割愛するけど、結構これが奥が深いのです。

この辺りの話はいずれまた。



2013年5月11日土曜日

明治新政府と音楽 〜雅楽を五線譜にかいてみる?〜

さて、なんで君が代の伴奏はオーケストラなのでしょう?

でのべた、明治維新後の音楽教育の形。

このころは、文化的に急発展することを迫られていた時代、西洋へのコンプレックスや、日本古来の文化への信頼の揺らぎなどがいっしょになって、音楽以外にも様々な分野で混乱が有りました。

たとえば、

食事はパンのみの方がいいんじゃないか?

日本語では、世界と戦えない、英語を共通語にすべき!!

みたいな話。

音楽も例外じゃなくて、

すべて西洋音楽を学ぶべきだ!
日本固有の音楽を学ぶべきだ
西洋音楽と東洋音楽の両方、がいいのでは。。。

との3つの意見があったのです。

のですが、結局明治政府は3の意見を採用しました。

そして、現在のように、クラシックも学べば、雅楽もわらべ歌も学ぶというカリキュラムになっていったのです。
個人的には日本の音楽教育は結構成功したと思いますが、しかし、中では決して成功と呼べないチャレンジも有ったみたいです。

面白いのが、本来独特の記譜方で書かれていた、雅楽などの日本の楽器も
全部五線譜に書き直そうというチャレンジが行われたこと。

でも結局当たり前ですが、西洋音楽とは根本的に違う日本の音楽を五線譜に書き示すことはできずに、頓挫したのでした。
(たとえば、こぶし、などの概念は五線譜に当てはめにくいですよね)

こういったチャレンジはとても大事なことだと思いますが、システムだけ輸入して、強引に当てはめようとして失敗する試み、結構今でもあるかもしれませんね。

2013年5月9日木曜日

ミュージシャンはモテる、というのは本当か?


とある実験で貧乏な音楽・芸術家と、お金を持っている実業家との男性、のふたグループを妊娠の周期にある女性に選んでもらうというのがある。

結果は。。。。。もちろん芸術家が勝ったのだ。

これを行ったのは心理学者のGeoffrey Millerという人。

この人の他の論文には、

人間の音楽はモテるため(性的選択(Sexual selection))のために進化した

なんてのがある。

要は人間が音楽を身につけるのは、鳥が唄を唄って、異性を引きつける、のと同じである、ということ。

たしかに、鳥にとって、歌というのは生物的に何の意味も無いらしく、要は異性を引きつけるための’美しさ’の一部なのだそうだ。

まさに モテる→音楽がんばる→モテる→音楽がんばる

のループで人類は音楽を進化させた!のだそうだ。

ダーウィンもびっくりである。

まあ、そんな実験はさておき、音楽家がモテる

楽器をできるとなんか周りから一目置かれるというのは確かなようだ。

ピアノやバイオリンが弾けるというのはかなり強い武器になるし、音楽の素養がある、というのは、男女問わずというのはある種魅力的に見えることは確かだ。

よくバンドマンではベースがモテるなんて話もきくが、(低音が子宮に響くからとか、冗談みたいな理由がささやかれたり。。)この辺りは、声の良い人がモテるのに近いかもしれないね。

まああれだ、もてたきゃ音楽をやれよというのは心理学的見地からいっても正しいようです。

音楽やってるのにモテなかったぞ!みたいな苦情は受け付けられませんので、悪しからず。。。




2013年5月8日水曜日

いわゆる楽譜はでかすぎやしないかという話


Nexus7を導入してからiPadを使うことがほとんどなくなりました。

7インチサイズは片手で読めるので、自分的に本は読むのにはこっちの方が便利ですね。

そんなかふと気づいたのですが、自分の使い方で問題となるのは一点、楽譜を見るときです。

というか、たいていの場合楽譜って大きすぎるのです。

売られてる楽譜ってたいていA4よりちょっと大きいくらい。

Nexus7やらkindleやらだと小さすぎて困るし、ipad 10インチでようやく許せるかなというレベル。

楽譜は演奏中にめくる数を如何に少なくするかに焦点が当てられてるので、基本的には大きければ大きいほどほど便利だったりします。

しかしこれは基本的に本より小型媒体で見ることを前提としている電子書籍とは、相性が良くない、と思う訳です。

いまのところ電子版として売られている楽譜も本の形態をそのまま写した物が多いので、やたら大きいです。

たいてい最初から印刷することを想定してるというのもありますが。

このあたりまだまだ工夫の余地がありそうですね!

2013年5月5日日曜日

寺井尚子コンサート @横浜motion blue


昨日の寺井尚子のステージひじょーによかったなあ。
本日はちと余韻が残っているのです。

曲目で覚えてるのは

my favorite things
リベルタンゴ
Waltz for Debby
spain
とかとか、、十曲くらい?

こういったコンサートって
もちろん目一杯緊張感を持ってスタートして、
演者も客もシリアスな顔でとにかく演奏に集中するんだけど、
最後の最後で、アンコール後なんかに演者が爆発するような
笑顔になっちゃったりしてるのが好き。

音楽コンサートって、もちろん一通りの筋書き通りはあるけれど、他の分野と違って、
(演劇とか、映画とか。。。)
逸脱する物だし、逸脱することが許されるんだよね。
重要なのは、逸脱する方向に、観客がついてきてくれること。

緊張感と、早いパッセージ
んで、最後に笑顔がとっても上手。
寺井尚子はそういう人だった。

http://www.t-naoko.com/


 

2013年4月28日日曜日

なんで君が代の伴奏はオーケストラなのでしょう?


日本の国家、君が代。

歌詞の最後の部分「こけのむすまで」のあたり、
外国にいわせると「なんか途中で間違えて終わったような感じがする。。。」のだそうだ。

ほかの国の国家みたいに西洋風の終止形でないし、日本人が聞いても、んん、という耳慣れない感じがするかもしれない。
なんにせよ、国際大会なんかでいろんな国の国家が演奏される場面では、不思議な、存在感をはなっていることはまちがいない。


君が代が作られたのは明治時代初め。

江戸時代がおわって、さあ、経済も科学も軍隊もいそいで西洋に追いつかなくては!
という時代。

音楽ももちろん西洋風音楽教育を取り入れなくちゃ!ということで、
大急ぎで、教育課程の中に、西洋音楽を取り入れていった。


そんな時代の中作られた、「君が代」は宮内庁雅楽局が作ったメロディに対して、
ドイツの作曲家が和声や伴奏を作っている。

( 雅楽の中でもものすごく宇宙的で不思議な音がする、笙が売ってた。10万円。。。 雅楽 笙(しょう))

もともとは吹奏楽用の曲だったのだけど、すぐにオーケストラ用の伴奏が用意された。


だからこそ雅楽でも西洋音楽でもない和洋折衷の独特の不思議な楽曲になったのだ。

そのアンバランスさが、どこか日本らしいといえば、らしいのかもしれませんね。


2013年4月24日水曜日

炎上事件から思う、クリエイターとIT技術の関係


連続起業家として有名な家入一真さんとデザイナーの
若野桂さんがもめているのがネット上で話題になっていますね。

「ホリエモンと家入一真トークイベントで燃料再投下、ロゴとか5000円でやってくれる人いるでしょ発言にデザイナー若野桂さん再びブチギレ」

事の真偽はわかりませんし、どちらの方も個人的にお会いしたことが無いのでわからないのですが、
(あ、でも家入さんの会社のシェアオフィスは借りていた。)
このロゴとか5000円でやってくれる人いるでしょ、的な発言はちとどうかなあ、と思う訳です。

その前に、家入さんが、「若野さんのファンだった」と発言している訳ですし、
どうもこの部分に矛盾が生じている、と感じるわけです。


ちなみに、IT業界人は、クリエイターへのレスペクトとか、わりとすぐ口に出していいますが、
こーうこと言うと、それがすべて、嘘みたいに聞こえちゃう。


IT技術はそもそも、クリエイターの裾野を広げ、享受する側へのメディアが広げるという
意味ですばらしくクリエイティブに対してしてポジティブな物です。

でも、その反面、デザイン、楽曲など、クリエイティブがどんどん無料に近づくという「現実」が有ります。


でも、IT 技術側もクリエイターも前者のポジティブな力を信じていきたいのです。

最初から安値買いたたきが目的、みたいな顔が見えたんじゃ、IT技術を信じたクリエイター達が馬鹿をみただけで、悲しいってことですよ。

ニコニコ動画もYOUTUBEもクリエイターへのレスペクトとそのコンテンツを広めることのためにやっている、という建前のはずで

少なくとも表向きはそういう姿勢でなくちゃいけないと思う。

ただでコンテンツ作ってくれてラッキーって、言い出したらこれはもう駄目、ダメダメのダメなのです。

すべてのクリエイターとファンのために、とかレコード会社や出版社の中間搾取がどうのこうの、とかいってるのが、全部すべてうそっぽくなっちゃう。

そもそも、どんな技術も功罪両面を持っているわけなのですから、

功の部分を信じていきたい物です。

そういう意味でちょっと悲しい事件でした.



2013年4月20日土曜日

Twitter musicスタート!その特長とは?

Twitter、好みの音楽を探して聴ける「Twitter #music」、今後は日本展開も?

Twitterの音楽サービスがスタートになったようです。日本はまだサービス対象外のようですが、、、
このサービスの特長は、いままでのレコメンド系サービスやストリーミングサービスと違って、「ユーザの行動分析」にスポットが当たっている所に有ります。

iTunes  やgoogle musicなどのサービスはユーザーに利便性を提供するものの、裏で取得している行動データは公開しないのが普通でした。

というかそれが彼らのビジネスのメインの部分であるのですから。

今回はそれを公開するのがサービスの肝ということで実は視点としては全く逆の発想になります。

となると、これはむしろ発信側のマーケティングデータとしての役割も持つことができそうです。

もともと、センス、や’カン’といったものが幅をきかせ、マーケティングデータの蓄積ノウハウが極めて少ないのが、音楽業界です。

もちろんそれにも善し悪しが有るとは思うのですが、twitter musicはリスナーのみならずレコード会社や制作の方にも目が離せないデータとなるのでは、と思ったりしてます。




2013年4月11日木曜日

話す技術

ブログやSNSなど、日常的に文章を書く人はむちゃくちゃ増えた。

おそらくは人類の歴史の中でも最大の人数が文章を書いていると思う。

そのため、各人の文章力は磨かれ、文章で物を伝えることはぐいぐい上達していく。

その反面、

「話すことで内容を伝える」、話す技術

ということに関しては、まだまだ低いレベルに有るんじゃないだろうか。

なんでも人に話を伝えるときに言葉の内容は20%くらいしか影響しないらしい。


どんなに文章がうまい人でも、その文章力を生かして、言葉にしてもこれでは通用しないってことだ。


話すとき大事なのは、トーン、速度、姿勢、表情

声は低めに、ゆっくりと。

伝えようと思えば思うほど、ついつい言葉数が多くなる傾向に有るけれど、

むだな飾り文句は避け、重要なところをわかりやすく。


言葉自体はほんの少しで充分だ。

2013年4月10日水曜日

音楽のきっかけの3要素とは。アイドル音楽はBGM?


もともと音楽の起こるきっかけには三つの要素が有った。

それは

「農耕」、「宗教」、「舞踏」

それぞれ、農作業を行うときのかけ声、宗教儀式のための音楽、踊るための音楽

ということ。

これが人類が音楽を必要になった最初の理由。

観賞用の音楽」、「芸術のための音楽」という概念が出るのはずっとずっと後のこと、16世紀以降になってから。

さらに、19世紀に「BGM」という概念が発生し、音楽は映画やTVなどより幅広い物になった。
(作曲家エリック・サティが元祖と言われる)


現代のアイドル産業もある種のBGMと言えるかも。
自分たちの応援するアイドルと結びついてその場をより盛り上げてくれる物としてね。


さらに、20世紀になってより一般的に登場したのが、「教育」という意味での音楽。

もともと「古代、音楽は数学だった?」で書いたけど、音楽は理系学問だった、

それが、近代ではさらに、教養や情操教育という方面で、重要視される物となった。


また、つい最近では「音楽療法」が登場、心理、医療の方面にも、その役割を持つようになる。


こうして見ると、なかなか音楽の広がりはおもしろいですね。

2013年4月8日月曜日

音楽教育は何歳までに始めるべき?

なんてことが気になっている世のお母さん方も多いでしょう。

YAMAHAの音楽教室は一歳児からコースが存在します。

となると、早く始めるぶんには早すぎるということはなさそうですが、
それ以外にも

6歳までに音楽教育は記憶力の発達が飛躍的に伸びる、

6歳までにピアノを習った子は年をとった後アルツハイマーにかかりにくい、

6歳までの音感教育が一番絶対音感が身に付きやすい

なんて研究が有ったりします。


’6’という数字がよく出てくるキーワードのようです。

これらのことから遅くとも6歳までに音楽教育、情操教育を始めるというのが良さそうです。

筆者は3歳から始めさせてもらいましたが、物心ついた頃には、

絶対音感はありましたし、自然に音楽に対する強い感性を身につけさせてもらった気がします。


愛の周波数ってマジ?古代ソルフェジオ音階


何となくネットサーフィン中に見つけてしまったオカルティックな音楽の話。

「古代ソルフェジオ音階」

古代ソルフェジオ音階は396、417、528、639、741、852(Hz)の周波数の音のことで、

それらの数字は旧約聖書の「民数記」の中に暗号としてあったり、

ピラミッドや幾何学、宇宙論、フィボナッチ数列とも関わりがあるらしく、

また528khzはなんとDNAの修復すら促す、「愛の周波数」なのだとか。


読んでもいないのに、勝手なこと言うのは何なのだけど、

説明を見るだけでも、うさんくさすぎて、どこから突っ込んだらいいかわからない。。。


ちなみに楽器を調律する際には基準音としてラの音をある周波数に設定します。

シンセサイザーはA(ラ)=440Hz, ピアノは普通441Hzが多いです。

オーケストラは442Hz以上に調律したり、

ポップスの中でそのパートを浮き立たせたい場合は、

あえて、高めにチューニングしたり、と

変則的な技を使うことも有ります。


A=444Hzにチューニングすると Cが528Hzになるのだとか。

とすると、チューニングをちょっと高めにすれば、DNAが修復される!

というなぞの理屈が展開される訳ですが、はてさて。。。。


というか読んでみたくなったぞ。


2013年4月6日土曜日

音楽の歴史を7分で勉強?!





ototoyで紹介されていたおもしろビデオ

エジプトのピラミッドから始まり、古代ギリシャ・ローマ
それに、グレゴリオ聖歌からルネサンス時代のパレストリーナ、
バロック時代の教会音楽、ビバルディ
そして4分のところでいよいよバッハが登場。

その後はモーツアルト、ベートベンなどのクラシック作曲家が並びます。

やがてジャズ、が登場、ロック、ブルース、エルビスにビートルズ
と現れ、ジミヘンなどのロックの名手を超えて、
エレクトロニカまで登場、最後はケミカルブラザーズで締めくくります。

そして最後の最後にちゃんとオチ付きです。

これはイタリア語(??)かなにかなのか、僕にはときどき読めないのが有るのが残念ですが、わかりやすいかわいい絵も最高にキャッチー、なによりも素敵なアイディア。

こうして見るとどんな音楽もやっぱりつながってるんですね!


これは西洋音楽ですが、もし日本語版を作るとしたら。。。。
農耕音楽から始まって雅楽、軍歌、歌謡曲、テクノ、J-pop、最後はボカロになるんでしょうか.



ototoy.jp
5万年におよぶ音楽の歴史を7分で見渡せる動画が登場




2013年4月5日金曜日

これからDTM始めるなら?簡単セットを考える


ベリンガーAudio interface付きミキサー XENYX 302USB
やSteinbergのUSBオーディオインターフェース デスクトップ型 UR22
のように、最近はやたらやすい音楽機材が増えてきました。

僕の始めた頃はセットをそろえると数十万かかるというのが、当たり前でしたが、いまなら格安でできそうです

ちょっと調べてみると、、、

PC本体:Mac book Air 88,800
オーディオIF:302USB 3,980
シーケンサ:ガレージバンド(フリー)
マイク:SM58 7,480
MIDIキーボード:microKey-37 7,780
合計:108,040

たとえば、シンガーソングライターの方なら、これだけで、歌ってオケ作って、と一通りのデモが作れてしまう訳です。
PCなら多くの人が持っているでしょうから、音楽機材だけならば、15260円です。

十年前と比べるとすごい時代になった物だと思いつつ、


ふと、おそろしい事に気づいてしまいました、

マイクの名機、SM58(ゴッパー)だけは10年前と同じじゃないですか、、、、

おそるべしゴッパー。


もし初心者の方のオススメ機材等で質問有れましたら、

コメントしてくれれば返答します。



2013年4月4日木曜日

秋元康さんの「無報酬」発言に考える


「無報酬でポスターやキャッチコピーを作ってもらう」クールジャパン推進会議、秋元康の発言に非難轟々

秋元康氏のこの発言

「無報酬」という言葉が一人歩きして炎上してますが、いったいどういうつもりなんでしょうか。

これに対するクリエイターからの大きな反論がおこっていますが、それももっともです。

成果物に対して、報酬を払わない、といってるんですから。

そもそも、クリエイターは金銭だけで動くもんでもないし、モチベーションだけで動くもんでもない。

お金要求したら守銭奴と見られたり、モチベーションだけで動こうとしたら、人に利用されたり、なかなか大変な立場なのです。


ですが、この発言、個人的には秋元氏が本気で言ったとは思えません。

クリエイターの成果物のクオリティは金銭×スキル×モチベーションで決まると思ってます。

予算がないときは、モチベーションを如何に挙げてもらうかを、工夫すべきだし、

逆に言えば、予算が有るプロジェクトの場合

そこそこの金銭でクオリティが挙げられるなら、

むしろ楽だったりもするのです。

いろいろな物作りの現場にいる方なら、たぶん実感されているでしょう。

以前のこのような例もありますし、

大阪市天王寺区がデザイナーを「無報酬」で募集し批判殺到で中止に


要するに、これは秋元康氏の炎上マーケティングなのではと思う訳です。

結果的に言葉が一人歩きして、話題になっている。


仲間内でルールを決めて選挙をおこない、それをいかにも
皆に関係のある大きな関心ごとのように仕立て上げることも

アイドルを反省のため丸坊主にすることも、

「無報酬」っていってみたりすることも、

すべて話題づくり、と考えると合点がいきます。

うーん、、すごい手法だなあ。。。と。

素直に関心。

あまり露悪趣味になってもなんですが、見習うべきところは見習うべきなのかな。。。。





2013年4月2日火曜日

ピアニストの脳を科学する 超絶技巧のメカニズム




タイトルは「ピアニスト」といってますが、実際には音や音楽を感じるときの脳のメカニズムの話、

と思って読んでみるといいと思います。


  • なんで楽曲の中から自分の得意な楽器は聞き取りやすいのかな
  • なんでコードの音をバラバラに聞き分けられるのだろう
  • なんでピアニストは無意識に指が動かせるのか


なんて疑問に答えてくれます。

実際にピアノや楽器をある程度弾いた方なら経験有ると思うのですが、
指の動きを自分で意識したとたんにこんがらがって、
急に弾けなくなってしまったりしますよね。

あれ、どうやって指動かしてたのだっけ?。。。。みたいに。
あれも脳が記憶しているからなのですね。

脳の科学といってもそれほど専門的な話はでてこないので、さらっと読めます。


2013年3月29日金曜日

ピアノ界のフェラーリ?かっこよすぎる!



なんかすげーかっこいいピアノ見つけちゃいました。

ドイツのメーカーSchimmel のPegasus(ペガサス)というモデル

イタリアのデザイナーLuigi Colani という方がデザインしたらしく、なんか未来っぽいデザインになってますね。

値段は16万ドル(1500万円)から25万ドル(2200万円)くらい。

普通のグランドピアノが100万から400万くらいなのを考えると

まさにピアノ界のフェラーリって感じですな。

音の方はどうなんでしょう、みたところ胴が小さめではありますが。。。。



2013年3月25日月曜日

音楽で遊ぼう!ミュージックエデュテインメント紹介!


私たちはミュージック・エディテインメント、として
様々な音楽と教育に関わるサービス、これまでに音感トレーニング、楽器アプリ、リズムゲーム、楽曲レコメンドシステムなどなどを発表しています。


 かんたん絶対音感トレーニング(iOS / Android)はのべプレイヤーが13万を超え、順調に伸びています。
プレイヤー成績はここで見ることができます。


そして、今月リリースしたばかりのBeat Brainもぜひ御楽しみください。
短期記憶力+リズムゲームと、ひと味違う、音ゲーになっています。

今後とも音楽と教育に関わるサービスを提案していこうと思っております。

ぜひ、たのしみにしていてくださいね!!








2013年3月24日日曜日

政治は音楽を禁止する?利用する?


  • イランの音楽禁止 
  • イスラエルのミズラヒー音楽の禁止 
  • マレーシア、イスラム圏でのヘヴィメタ、ブラックメタル禁止 
  • 戦前の日本の敵性音楽ジャズ、ロックの禁止 
  • 韓国での日本音楽禁止 中国の検閲 

などなど政治的権力が、音楽を「禁止」した例って実はかなり多い。

 このような例ってたぶんもっともっとたくさんあるはず、、、、 
(ぜひコメントで教えてください。) 

それ以外にもナチ党がワーグナーを政治利用したりした例も。 (ワーグナーが反ユダヤ主義者だったこと、 また、その作品の「マイスタージンガー」では 市民出身者が、国の英雄になるというストーリーがある (=ヒットラーが感情移入したとか。。。))


 でも、それって結局それだけ音楽に効果があるということを恐れているからだね

2013年3月23日土曜日

楽の脳科学や音楽療法、音楽心理学 まとめてみた


音楽の脳科学や音楽療法、音楽心理学に関するもの。

ライフハッカー[日本版]の関連記事だけでもこんなに有りました。
みんなそれだけ興味有るってことなのですなー。

音楽が脳に与える影響と、それを最大限活用する方法


音楽は脳にいい、のは本当?


音楽を聴くと運動パフォーマンスが15%も上がる人には、どんな違いがある?


作業中に聞くと生産性がアップする音楽を分析したサイト


英語週間【その5】~勉強嫌いな人でも音楽が好きな人なら英語はきっと上手くなる!


スマホ「おやすみ」...眠りに落ちたら音楽を止めてくれるアプリ


「頭を使え!」名門音楽大学教授による効率よく能力を高める練習法とは?

音楽から見る国際理解、最終回

音楽から見る国際理解、最終回終了
最終日はゲストのサラーム海上さんによる、「中東を知ることは21世紀を知ること」特集
アラブ、イスラエル、など我々からもっとも遠い場所の音楽が社会とどう結びついているか、についてお話ししていただきました。

社会が生きている限り、音楽も生きていて、二つは必ず結びついているのだね。

2013年3月20日水曜日

ポストワールドミュージック-マサイの力でラップする!?


音楽って、社会情勢とすっごくかかわってるもので、、、、、 

その昔、80年代には、ワールドミュージックブームってのがありました。

 アフリカの音楽とか、イスラムの音楽とか。
そんなものに西洋人は「エスニック」を感じた時代が有ったのです。

でもそれは、あっという間に終わりました。

だって、それはヨーロッパ社会からの「覗き見趣味」的なものだったから。


 その後90年代の冷戦の終結→グローバリズム

の社会の流れの中で、 世界の音楽の潮流もどんどんかわりました。


  •  冷戦終結で東西情報が行き来しやすくなって、 
    •  旧共産圏の音楽が表舞台に 
  •  産業構造が変わって
    • レーベルやクリエイティブなども彼ら(欧米以外の)自身発になる
  •  情報発信も変わって 
    • インターネット、情報網などの発達により、誰でも発信が可能に!?(アフリカの奥地からでも発信できるじゃん!)
ということで、現在は、ポストワールドミュージックとでも呼ぶべき、面白い音楽にいくらでもアクセスできる時代になったのですよねー。

そんな中みつけた面白い例。マサイ族のラップ!




世界のポピュラーミュージックについて探るなら。
これはよんでオクベキ名著です!!↓


2013年3月18日月曜日

ハンドロールピアノ


大きな楽器屋さんでは、結構良く見かけるハンドロールピアノ

実用性はまあともかく、このくるくるっとまきとれる意外さと未来感は結構すき。

音を出す部分に比べると、インターフェースはまだまだもっと工夫できそうだなあ、と思う楽器はたくさんあります。

ウダーとか。。。。

とか思ってたら、今はこんな物まで有るのですね。



2013年3月16日土曜日

音楽から見る国際理解 Vol2終了

 音楽から見る国際理解 Vol2終了

次回第三回22日はサラーム海上さんをゲストに迎えます。
おたのしみに!

音楽と、その他を分野を有機的に結びつけて
あらたな「まなび」への橋渡しにしたい、


「ミュージック・エデュテインメント」



今回来ていただいた先生に指摘してもらったことでもあるんだけど、


音大生や芸大生、音楽を学んだ人たちの
可能性や就職先を広げる役に立つんじゃないかと思うようになった。

ちょっとそんなところでも話してみたいなあ。
これから社会の中における「音楽」の位置と役割と現実的に格闘していく人たちだと思うし。

ぜひ、音大、芸大の先生ワタクシめを呼んでみてください。

重いけど、、、、スライド一応アップしました。

2013年3月15日金曜日

コンピューターは音楽を理解する?Yes or No?


結局のところ、コンピューターは音楽を「理解する」のでしょうか?

これはYESでもあり、NOでもあります。要するに’ていど’の問題。

前回みたように、、AmazonやiTunesは「協調フィルタリング」によって、ユーザー動向をチェックしているだけで、コンピューターが音楽を「理解している」訳ではないのです。

海外の有名なレコメンドサービスPandora.comは、各曲ごとに人間がチェックして手動でタグ付けしていました。
(彼らの資料によると各楽曲400もの項目があって(テンポが早いとか、ギターが入ってるとか)、タグ付けしているとのことでした、嘘かマコトか。。。)
内容を見てフィルタリングする、「コンテントフィルタリング」であっても、これでは、コンピューターが音楽を理解しているとはいえません。

それ以外にPanasonicのミュージックソムリエなど、実用化された物もいくつか有りますが、まだ、精度はあまり高くありません。


コンピューターが音楽を「理解する」には
音楽の音の特長的な部分をとりだして比較したり、
テンポを抜き出し、各楽器の位置を抜き出したり、
と波形を分析する技術を使います。

一つ一つの技術はどんどん進歩していますが、まだまだ総合的に「理解する」所までは行かないようです。

とはいえ、いずれ、コンピューターが音楽を「理解する」時はくると思います。

その時、レコメンドシステムだけじゃなく
きっと新しい音楽の楽しみ方が生まれるのでしょうね。

でも、曲がイマイチだとボーカロイドがやる気を無くしたり、、みたいな面倒なことが増えたりして。

2013年3月14日木曜日

コンピューターは音楽を理解する?そもそも理解って何?


コンピューターは音楽を理解するか?のお話。

とはいってもそもそも「理解する」ってなに?ってことになるのですが、
ここでは、「音楽ジャンルを判別できる」としてみましょう。

「ジャンルを判別できる」とどういう良いことが有るのか。

たとえば、代表的な使い方としては、
このユーザーがこの曲が好きだろう?とレコメンド(推薦)することができます。

良くあるレコメンドサービスは、Aを聞いている人はBを聞いているというデータが多い、
だから、次Aを聞く人はBも好きだろう、というように行っています。

これは協調フィルタリング (Collaborative Filtering)といいます。

それにたいして、もしコンピューターが音楽を「理解する」ならば、
Aと言う曲はBと似ているから、Aを聞いている人にBを進めよう!と
勝手にコンピューターが判断できます。

これをコンテンツフィルタリング(Content-Base Filtering)といいます。

AmazonやiTunesのなど、現在見られるサービスの多くは基本的に
協調フィルタリングです。
(レコメンドサービス music surfも!)

つまり、もしコンピューターが音楽を理解すれば、
いままでにないより柔軟なレコメンドサービスが可能になるのです!
(もちろんそれだけじゃないけど)


明日に続く

2013年3月13日水曜日

古来音楽は数学だった?

ホントです。

ギリシャ・ローマ時代に今で言う大学にあたる教育機関が作られたとき、

文系学問として、「文法」、「修辞」、「弁証法」が
理系学問として、「幾何学」、「天文学」、「算術」、そして「音楽」

がおかれたのでした。

いまでこそ、音大とか楽理、とか文系ってイメージのある音楽ですが、始まりは実は全然逆なのでした。

証拠に今のドレミファソラシド音律の基礎を作ったのはギリシャの数学者ピタゴラス。

気持ちよい響きのする音、ドとソ(完全五度)、ドと上のド(八度、オクターブ)などが、数学的にも2:3、1:2などシンプルな整数比であらわすことができることを証明した訳です。

これ以外にも音程の比率は太陽系の惑星の間の距離に似てるだとか、
いろいろあやしげな説もとなえられた訳ですが、

当時、音楽や音律のふしぎが、数学的研究対象だったことは間違いなかったよう。

音楽が電子技術と相性が良いこともうなずける訳ですね!!


2013年3月12日火曜日

音楽から見る国際社会、移民の時代の音楽

今週、3月15日(金)に「音楽から見る国際社会」、授業第二回を行います。
今回の内容は、、、

  • 移民の時代の音楽
    • 英国、アメリカ、フランス、ドイツ、ポルトガル、インド、パキスタン、タイ、トルコ、アルジェリアなどなど。。。。
  • 楽器から読み取る文化の足跡
    • 旅するピアノのご先祖様
    • 蛇遣いはどこへいった?
    • 世界で最も原始的な楽器って?
  • ミュージック・エデュテインメント
    • 音楽を学びの橋渡しに


というわけで、今回もいろいろ珍しい曲やサウンドを御聴かせします!

お申し込み制無料ですので、お近くの方ぜひ足を運んでみてくださいね。
http://www.city.nerima.tokyo.jp/manabu/bunka/kominkan/moyooshi/kokusai.html


2013年3月11日月曜日

先生と生徒のリアルタイムを可能にするnode.jsに便利なサイト


node.jsのコーディングがブラウザ上でできる便利なサイトの紹介です。

runnable

node.jsとはjavascriptでサーバを作るシステム、、、、

といってもなんのことかわかりづらいですね。

ブラウザが楽器になる?timbre.js

の回でもちょっと触れましたが、要するにnode.jsは

socket.ioというライブラリと組み合わせることで、

webコンテンツをよりリアルタイムにすることができるのです。


たとえば、一枚の絵に二人でお絵描きしたり、

同じテキストを編集したり。。。。。

そんなだから、Greeやモバゲーのオンラインゲームでもよく使われている技術です。


当然、先生と生徒が同じ黒板や資料などを見ることの多い、

教育システムでも、登場の機会が多い技術で、我々も至る所で応用しています。

ぜひこの技術気になる方は、このwebでチェックしてみてくださいね。


2013年3月10日日曜日

[無料]iOS用新感覚リズムゲーム Beat Brainがリリース


iOS用新感覚リズムゲーム Beat Brainがリリースになりました。

ゲームはシンプル。

リズムパターンを聞いて、そのままリズムに乗って、ボタンをタッチするだけ。

リズム感とパズル的な記憶力が試されます。

一曲40秒から一分半程度と短いので、ちょっとの合間に楽しく遊べます。

シンプルに楽しめる、'Rythm Rider','Beat Brain Festa'に比べて'Monster Coming'は激ムズ。。。

無料ダウンロードなので、ぜひダウンロードしてみてください。

ぜひ、多くの人に遊んでほしいです!

iOS5以上対応です。
https://itunes.apple.com/jp/app/beat-brain/id611064893

「〜学ぶ奏でるつながるミューティー〜 muty」

もっとピアノや楽器、音楽を効率的に楽しく学べる、独自のサービス

「〜学ぶ奏でるつながるミューティー〜 muty」

を実際にモニターユーザーの皆様、初心者も上級者もさまざまな皆様に体験していただきました!!

皆さん楽しみながらやっていただきまして、いい手応えをいただいてます!

今日の様子は体験取材記事となります。

ローンチをおたのしみに!!

2013年3月8日金曜日

音楽から見る国際社会 授業行いました。

音楽から見る国際社会第一回の講義を行いました。

80年代と00年代の音楽の違い、社会の違い。

特に冷戦終結後の、旧共産圏文化の’発見’が面白い。

冷戦が終結するまで西洋社会に知られることの無かった、ロシア内の共和国や、東欧の小さな町の音楽。

年配の方も多いんだけど、みんな目を輝かせて聞いてくれます。

僕の提唱する、音楽を学びの橋渡しとする「ミュージックエデュテインメント」
の対象は子供だけじゃないと考えてます。

政治・社会ニュースの後ろには実はちゃんと音楽がある。

それを伝えたい。

3/15,22と全三回有ります。
授業と行っても堅苦しいのでなく、珍しい音楽たくさんかけます。

よろしければ、ぜひ聞きにきてください。


2013年3月7日木曜日

ちっちゃい電子ピアノはなぜないの?


と、思うんですよ。

電子ピアノっていうとだいたい88鍵。

たしかに本物のピアノはもっと大きい場合がほとんどなので、これくらいは欲しいという気になるのはわかります。

でも、本来ピアノってそんなに大きくなくてもいいのでは?

そもそも発明された初期のピアノはずっとちいさくて 61鍵程度。19世紀前半(ベートーベンとかの時代)になってようやく88鍵(7オクターブ半)のものが出てきたのだとか。

まあ、本物のピアノは、筐体の鳴りとか関係してくるから、それなりの大きさは必要になるのだろうけど、電子ピアノの場合、日本の住宅事情を考えるともっと小さくてもいいと思うのです。

電子ピアノ欲しいけど、場所とるから、、と思ってる人も多いでしょうし、本体が小さければ持ち運びも楽、といい事ずくめです。

メーカーさん、ぜひもっと小さめ電子ピアノ作ってもらませんか?
よりピアノに気楽に触れたくなる人も増えるはず。

64鍵くらいでピアノタッチのものあれば、俺は間違いなく買いますよー。

(76鍵とか64鍵とかのキーボードはたくさん有るけど、
たいていこういうのってタッチがふにゃふにゃでものたりないタイプなのです。)

Previaシリーズが割とコンパクトなので、愛用中。




2013年3月6日水曜日

ブラウザが楽器になる?timbre.js


Javascriptで音が作れるtimbre.jsというライブラリを発見しました。

まだあまりいじっていないので、よくわからないのですが、非常におもしろそう。

とりあえずサンプルを設置してみました。

このページではとりあえず基本の波形を
5種類選択できるようにしてみました。

シンセサイザというのは、オシレーター(発信装置)で
このような基本的な波形を作り、それを重ね合わせたりエフェクトを
掛けていくことで、音を作っていきます。

だから、このライブラリを使えば、音を鳴らすだけでなく、ブラウザで音を合成してシンセサイザを作ってしまうことができる訳です!

Javascriptで複数ブラウザでの同期処理を可能にするnodejsという仕組みにも

対応しているので、ブラウザを通してみんなで同時演奏」なんかもできますし、

教育目的にも大いに使えそうですね!

2013年3月5日火曜日

どうぶつしょうぎがおもしろい!


はじめて「どうぶつしょうぎ」という物で遊んでみました。

去年大ヒットしたエデュテインメント玩具。
amazonおもちゃ部門第一位だとか。

ゲーム内容はと言えば3×4のマス目にライオン(王)、ぞう(角)、きりん(飛)、ひよこ(歩)がひしめき合う、小さな小さな将棋。

最初はこんなのでゲームになるのかな、と思ったのだけど、

やってみると、奥が深くて実に面白い。

なにせマスが小さいから、一手目で王手できたり、
いつもクライマックス!な感じ。

将棋の’詰めの部分’だけを簡単に楽しめる感覚です。

ルールが簡単で、コマにそのどうぶつが進める方向が書いてあるので、
簡単に覚えられて、すぐ友達と遊べるのがいいですね。

手触りがやさしい木でできたコマで遊べるのもナイス。
小さなお子さんはもちろん、大人にもお勧めです。

2013年3月3日日曜日

音楽から国際社会を読んでみよう


3/8,15,22と、

練馬区にて国際理解推進講座という授業を行います。

音楽から国際社会を紐解く
グローバル社会のポストワールドミュージック
ミュージックエデュテインメント、世界の音楽教育事情
移民の音楽

などのテーマについて行います。

22日はゲストにいまアラブの春、と音楽を語らせたらこれ以上に面白い話をしてくれる人はいないんじゃないか
と思ってるよろずエキゾ風物ライター、サラーム海上さんを御迎えして、

「中東を知ることは21世紀を知ること」

と題して話していただきます。

ジャスミン革命を支えた楽曲、「自由の声」はあれから二年経ち今どうなったのか。

アラブを鍵とした国際社会はどう変わっていくのか。


これも広く’音楽’を’学び’の橋渡しとする、

ミュージック・エデュテインメント的試みです。

練馬区主催のイベントですが、区外の方も受講可能ですので、
この機会に足を御運びください。


音で脳トレ!? Beat Brain、の開発中版を遊んでみました。




iOS音ゲーBeat Brain プレイ中です。

もうすぐリリース予定のものを遊んでみました。

ご機嫌な物からクールな物まで、
サウンドは書き下ろし。

普通の音ゲーよりも、
「自分で演奏」する部分が大きいので、
より、’音を弾いてる’気分に慣れちゃいます!!

リリースをお楽しみに!

2013年3月2日土曜日

音楽情報処理って聞いたこと有りますか?


僕は以前音楽情報処理をやっていた。

そんな学問分野ホントにあるの?と思う人が多いと思うけれど、
音楽情報処理は意外と幅が広く、感性の情報処理や、人間のクリエイティブのモデル化、ある種の人工知能、までターゲットになってくる。

要するにコンピューターで音楽を扱ってみたら、
意外といろんなことの研究が必要になっちゃったということなのである。

音楽情報処理はひとつの例としたけど、こんな風に音楽が絡む分野ってたくさん有るわけで、
音大の授業ではおなじみの、美学や、音楽史、民族音楽学なんかはもちろん、
音楽教育、音響、音楽心理学、音楽療法なんて分野もある。

それに(ロック史とか)音楽社会学、音楽産業論とかもそんなふうにいえるかな。

もっといえば、BGMが人々の行動に与える影響を計るBGM心理学、
音楽が記憶力や精神状態に与える影響を計る音楽脳科学、
スポーツ選手のメンタルトレーニング用の音楽スポーツ科学、
だの、あってもいいかもしれない(笑

まあ、それくらい音楽は実は不思議で多岐にわたる分野なのです。

どれがいい音楽か、ふさわしい音楽かなんて、誰も答えを持ってない、
正解はどこにも無くって、なんとなくつかみ所の無いふわふわした物、でありながら、ゲームも映画も日常生活も、音楽が無くちゃ実はほとんどなりたたない。

摩訶不思議な物なのです。

そんな中でも、「ミュージック・エデュテインメント」とは、音楽教育をベースとしながらも、
どれだけ、エンターテインメントやゲーミフィケーションを

取り込んで、どれだけ音楽を身近な知育道具、学びへのはしわたしとできるか、というのをテーマとしているわけなのです。

音楽は単なる空気の波形でもって、人の心理や
体をコントロールすることすらできる。
僕は現代の魔法だと思うのです。

日本のピアノ人口は200万人、では中国は・・・?



日本のピアノ人口は200万人といわれる。
(レッスンを受けている人の数)
これは極めて大きい数字。

月謝一万円と仮定しても、
ざっと2400億円産業。

家庭用ゲーム機5000億、CD・DVD4000億、ソーシャルメディア2000億
となどと比べるとその大きさがイメージできると思う。

そのうち大人が20%、子供が80%くらい。

少子化の影響があり、日本ではトータル人口が増えている訳ではないのだけど、
2000から2010年の間に日本の大人のピアノ人口は200%以上増加している。

また各家庭あたりの子供が減った分情操教育に目を向ける率が高くなっているし、
新興国富裕層でも子供にピアノを習わせることは一大ブームだ。
なんと中国ではすでにピアノ人口900万人ともいわれている。

子供を持つお母さんがピアノや楽器を慣わせようと言う動機、
や大人の方で習ってみようと言う動機ぜひきかせてください。

株式会社バイラルワークスについて


私が代表をつとめる会社について。。。

http://www.viralworks.jp/

テーマはIT技術を前提とした音楽、教育、エンタテインメントの融合で、
これを「ミュージック・エデュテインメント Music Edutainment 」と呼んでます。


具体的には自社サービスを含め、音楽に関わるアプリやサービスの開発を行っています。

特に、iOS,Anroidフレームワーク上でのサウンドのリアルタイムコントロール、音声認識、音声処理、アニメーション・画像処理、OpenCVやOpenAL、HTKなどのノウハウが活きる場面を得意としています。

よろずIT・スマホ・音楽・教育プロジェクトご相談ください!。
ブログを始めてみました。

http://www.twitter.com/daichihaji/

http://www.facebook.com/daichihaji/

こちらでもつぶやいたり書き込んだりしてます。
よろしくどうぞ。